ネガティブ感情は悪者なの?
悩みを抱えているときや、気持ちが苦しい時、私たちは「これは悪い状態だ」と判断しがちですね。
しかし、それは本当にそうなのでしょうか?
「良い状態」が望ましい状態だとしたら、どうして「悪い状態」がやってくるのでしょうか?
東洋には、「陰陽五行」という思想があり、東洋系の占いでは、基本になるものです。
簡単に説明すると、宇宙の森羅万象は「五つの気」に種類分けすることができ、さらに、「陰と陽」に分けることができる。
それらの組み合わせで、運勢や相性などを判断して行ったり、風水・治療などに活用していくことができるのです。
気持ちも、「陰と陽」に分けることができますね。
一般的に、陽=良い、陰=悪いので対処して陽にしていかなければならない
と考えられがちです。
しかし、陰と陽は、まさしく光と影です。
太陽の光がさせば、どこかに陰ができますね。
また、夜、月が昇れば、闇の中にも光がさします。
これらは、光がなければ影はできないのと同時に、陰がなければ、光が光として認識できないのと同じです。
右があるから、左がある。男性がいると同時に女性がいる。はじまりがあるから終わりがある。
陰と陽は、お互いが存在することによってお互いを活かしている組み合わせなのですね。
どちらが良くてどちらが悪いという基準ではないのです。
本来の意味の陰陽は、その組み合わせのうち、どちらが陰の役割で、どちらが陽の役割なのか?というただ単純な仕分けのようなものです。
私たちが苦しみを感じるとき、苦しい状態を、「ネガティブだからダメだ!」といって、なんとかポジティブに持っていこうとしますが、
喜怒哀楽、全ての感情に、「感じてよい・感じてはいけない」ということは一切ないのです。
苦しい気持ちで自分がいっぱいになってしまったときは、
その気もちを否定せずに感じきることが必要です。
楽しい気持ちも、怒りも、悲しみも全て、あなたが「何か感じているな~」と思ったら、
ぜひ、胸に手を当てて、自分が感じている感情がどんなものなのか、感じてみてください。
苦しみや怒りや不安は、「あってはいけない感情」ではないのですが、
ネガティブな感情を感じることは、とても怖いことですよね。
このまま、一生こんな暗い気持ちだったらどうしよう?とか
こんな暗い自分じゃだめだ?
とか…
頭の中からいろいろな声が、感情を奥へ奥へと押し込めようとしますね。
でも、大丈夫ですよ。
感情の陰と陽には特徴があり、
不安や怒り、苦しみの感情は、感じていると、どんどん小さくなる性格なんです。
そして逆に、愛や感謝や祝福などは、感じることによりどんどん広がる性質を持っています。
どうしようもなく苦しい時、どうかその自分を否定しないでくださいね。
「たった今、苦しい自分なんだ…」ということに気が付いてください。
そして、その苦しい自分を受け入れた時に、その苦しみはどんどん薄らいでいくと思います。
苦しい気持ちそれ自体に、良いも悪いもなく、あなたができること、自分のためにしてあげられることは、
少し立ち止まって、その気持ちを感じることなのですよ。
もし、その時一人が辛かったら、私たちがお手伝いします。一緒に乗り越えていきましょうね。
☆電話占いフリーダム
霊感でみるので生年月日はいりません。
06-6722-1313